<「リトル・チュン」>
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コラム【映画を楽しむ80】
<「リトル・チュン」>
1997年の本日6月30日、香港が英国から中国へ返還された。
映画「リトル・チュン」は、返還時を背景とした「 」、「 」に続くフルーツ・チャン監督の三部作の一つで、時代と人間を鮮やかにとらえた秀作である。
九歳の少年チュン(ユイ・ユエミン)が主人公で、両親は食堂を営んでいる。
頑固者の父、麻雀荘に入り浸る母、元女優の祖母、フィリピン人メードが家族で、チュンの兄は、父に勘当されている。
チュンは、中国からの不法移民の少女ファン(マク・ワイファン)と知り合い、出前のチップを分ける約束で、家の仕事を手伝わせる。
学校では、強制送還される不法移民の子が机にしがみついて泣いている。
返還後がどうなるか、幼い子たちも語り合う。
香港の下町の人生模様をつづって、返還とはなんだったのかと考えさせる。
語り手が途中でチュンからファンに代わり、問題点を指摘させる切り口も見事である。
(参考:今日のシネマは? 著:近藤道郎)
「」(細路祥/Little Cheung)
製作年 : 1999年
製作国 : 香港=日本
配給 : 東光徳間=ユーロスペース配給(東光徳間=ユーロスペース=NHKエンタープライズ21提供)
監督:Fruit Chan 陳果 フルーツ・チャン
出演:Yuet-Ming Yiu 姚月明 ユイ・ユエミン (Little Cheung)
Mak Wai Fan 麥惠芬 マク・ワイファン (Fan)
Lai Chi-ho 黎志豪 ライ・チーホー (ギン)
Sun-yau Chu 朱瑞友 チュ・スーヤウ (Grand Mother)
Armi Anddres アーミ・アンドレス (Armi)
解説:香港の裏町でたくましく生きる9歳の少年を描いたドラマ。
監督・脚本は「花火降る夏」のフルーツ・チャン。
撮影・音楽のラム・ワーチュン、編集のティン・サムファは「花火降る夏」に続く参加。
出演は監督自身が発見した少年ユイ・ユエミンとマク・ワイファン、「花火降る夏」のゲーリー・ライほか(リトル・チュン(1999) - goo 映画)
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