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2010年1月20日 (水)

コラム【映画を楽しむ59】

<点と線>
 1月20日夜、福岡市郊外の香椎海岸で××省の役人と東京の料理屋の女中が情死した。
 女は新しい足袋をはき、草履もそろえてあり、合意の心中に見えた。
 しかし、福岡署のベテラン刑事鳥飼(加藤嘉)は納得がいかない。

 一方、××省の汚職事件を追っていた警視庁の若い警部補三原(南宏)は、心中した役人が汚職事件の渦中の人物であることを知り、福岡を訪れ鳥飼と知り合った。
 そしてきわめてクサイ男、安田(山形勲)をつきとめた。
 だが、安田には21日の夜に札幌にいたという完璧なアリバイがあった。

 当時の国鉄(現JR)では、東京-博多、東京-札幌はまるまる一日かかった。
 日本航空もすでに羽田-福岡、羽田-千歳を飛んでいたが、乗客名簿に偽名はなかった。
 さらに青函連絡船でが乗船前に用紙に旅客名簿を書かせる仕組みになっていたが、安田の直筆の名簿が見つかり、捜査はいきづまった・・・

 松本清張原作の映画化である。
 東京駅の13番ホーム(当時は横須賀線)から15番線(当時は長距離特急用)が見通せる空白の数分間がヒントになり、日本の北と南を結ぶ点と線を推理し、三原はついにアリバイをくずすのだ。 
 
 安田の妻を演じる高峰三枝子が肺結核で療養中、結核患者特有の透き通るような美しさは、ゾクゾクするほどだった。
 そして時刻表マニアという設定だった。
 監督の小林恒夫は、これ以後刑事ものをよく撮るようになった。  
(参考:今日のシネマは? 著:近藤道郎)

点と線
製作 : 1958年 日本
監督:小林恒夫 コバヤシツネオ
原作:松本清張 マツモトセイチョウ 「
出演:南廣 ミナミヒロシ  (三原紀一)
   山形勲 ヤマガタイサオ  (安田辰郎)
   高峰三枝子 タカミネミエコ  (安田亮子)
   加藤嘉 カトウヨシ  (鳥飼重太郎)
   志村喬 シムラタカシ  (笠井警部)
解説:ベストセラーとなった松本清張の同名小説の映画化で、「太閤記」の井手雅人が脚色、「月光仮面(1958)」の小林恒夫が監督した推理映画。
   撮影は「地獄の午前二時」の藤井静。「波止場がらす」の新人南廣に、山形勲・高峰三枝子・志村喬らのベテランが顔を揃える。
(goo映画案内より)

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