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2006年3月11日 (土)

NO.24「人生劇場」

「人生劇場」(ジンセイゲキジョウ)

<元気コメント>
 男同士の任侠道に生きる世界は、時代を超えてを元気を呼び起こしてくれる。

<あらすじ>
 大正五年--。隣家のやくざ杉原を殺し、服役していた吉良常が十年ぶりに、三州横須賀に帰って来た。しかし、吉良常が主人とたのむ今は没落した肥料問屋辰巳屋の当主瓢太郎は、その夜、ピストル自殺をとげた。「立派な男となるまで墓を建つるに不及」という遺書を一人息子瓢吉に残して。東京で文士をめざし勉強していた瓢吉は同棲中のお袖を残し、急ぎ帰郷した。葬式の日、吉良常は、仇討ちを狙う杉原の身内に連れ出されるが、父親ゆずりの激しい気性の瓢吉が駆け付け、事なきを得る。数日後、二人は上京した。大正八年--。東京・深川で男を売る小金一家は、新興やくざ丈徳の目に余る増長に業をにやし殴り込みをかけ、子分宮川、客人飛車角などの活躍により大勝利となった。その頃、飛車角が女郎屋から足抜きさせ匿っていた愛人おとよが、飛車角の兄弟分奈良平の裏切りにより女郎屋に連れ戻された。怒った飛車角は、奈良平を刺殺し、巡査に追われる身となったが、偶然、瓢吉の家に飛び込む。そこで吉良常と意気投合した飛車角は、吉良常のすすめもあり自首する事にした。瓢吉は、懸賞小説に当選、また作家山岸照代と関係がつづいていたが、かつて別れ、今は女給となっているお袖と再会した。そして、瓢吉は文学と愛情の間をのたうつのであった。大正十一年--。宮川は、女郎屋に毎日のように通っていた。飛車角の愛人とも知らずに、おとよと愛し合っていたのである。やがて、そうと知った富川は運命の悪戯に愕然とるのだった。折りも折、丈徳一家の生き残り、でか虎が小金一家に殴り込み、小金を惨殺してしまった。大正十二年--。出版社の援助で支那大陸に渡った瓢吉は、上海で吉良常と会う。吉良常は、大旦那の墓を建ててくれと稼いだ金を差し出すのだった。昭和二年--。飛車角が出所した。迎えは吉良常ひとりだった。吉良常の家で待っていた宮川は、おとよのことを飛車角に詫びた。「俺たらの渡世には女より、生命より大事なものがあるんじゃねえのか」飛車角はおとよへの愛を必死に耐えるのだった。その日、三人は、でか虎一家に殴り込み、見事親分の仇を討つ。しかし、その代償は大きかった。宮川が、殺されたのである。宮川を抱き上げた飛車角はいつまでも泣きじゃくるのだった。瓢吉が、吉良常危篤の報を受けたのは、彼の盛大な出版記念会の席上だった。瓢吉が三州宮崎海岸に駆けつけると驚いたことに、飛車角の他に、おとよ、お袖の姿も見えたのである。おとよは土地の芸者をしており、お袖は辰己屋あとの料亭吉良屋の女将におさまっていたのである。かかわりの深い人たらに看とられ、吉良常は浪花節をうなりつつ息絶えた。古い任侠の世界に生きた男の死だった。

<データ>
「人生劇場 青春・愛欲・残侠篇」
製作:1972年 松竹
監督:加藤泰(カトウタイ)
原作:尾崎士郎(オザキシロウ)
出演:竹脇無我(タケワキムガ)-青成瓢吉
   森繁久彌(モリシゲヒサヤ)-青成瓢太郎
   津島恵子(ツシマケイコ)-青成おみね
   田宮二郎(タミヤジロウ)-吉良常
   草野大悟(クサノダイゴ)-三平
・かつて、幾度も映画化され、数々の名作を生んだ、尾崎士郎原作『人生劇場』のこれは十三度目の映画化。任侠の道ひと筋に生きる男たちと、彼らをめぐる多感な女たち。それぞれ一途な情熱で各自の人生をたどる姿を描く大河ドラマ。脚本は「初笑い びっくり武士道」の野村芳太郎と三村晴彦、監督は脚本も執筆している「昭和おんな博徒」の加藤泰、撮影は「喜劇 新婚大混線」の丸山恵司がそれぞれ担当

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参考:『人生劇場』あれこれ
   愛知県吉良町出身の作家尾崎士郎の自伝的大河小説。吉良から上京、早稲田大学に入学した青成瓢吉の青春とその後を描いた長編シリーズ。「青春篇」、「愛慾篇」、「残侠篇」、「風雲篇」、「離愁篇」、「夢幻篇」、「望郷篇」、「蕩子篇」からなる。「残侠篇」は完全な創作で、他はかなり自伝的なものだと言われている。 この作品は、当初都新聞に新聞小説として連載された。当時の挿絵は、中川一政が担当した。「青春編」の刊行直後、古賀政男作曲の歌謡曲「人生劇場」が発表され、これは長く日本人の愛唱歌として知られている。これを手本としたものに、同じ早稲田大学の後輩五木寛之の自伝的な大河小説『青春の門』がある。
   映画化作品
    「人生劇場」は、14回映画化されている。最も有名なものは、次の2作。
   ・人生劇場-飛車角と吉良常(1968年・東映)内田吐夢監督 鶴田浩二-飛車角、辰巳柳太郎-吉良常、松方弘樹-青成瓢吉、藤純子-おとよ、高倉健-宮川
   ・人生劇場-青春・愛慾・残侠篇(1972年・松竹)加藤泰監督 竹脇無我-青成瓢吉、森繁久弥-青成瓢太郎、津島恵子-青成おみね、田宮二郎-吉良常
   モデルとの相関関係
    登場人物の一人である飛車角は、「ぶったくりの彦」と呼ばれた戦前のやくざ者がモデルとされる。しかし、彼は戦時中に殺されている。彦が自分の恋人を売り飛ばした女衒を殺したのは事実とされるが、小説や映画の勇ましい侠客ぶりとは異なり、戦後になっても、映画監督の石井輝男は安藤昇から「飛車角ってのは本当は悪いやつでね」と教えられたとしている。 飯干晃一『狼どもの仁義』角川文庫 1984年、猪野健治「実録・人生劇場」双葉社を参照。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

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参考:尾崎士郎(オザキシロウ)
  1898年7月2日 - 1964年2月19日)は、日本の小説家。愛知県幡豆郡横須賀村(現吉良町)生まれ。早稲田大学政治科中退。
   主な作品
    ・人生劇場
    ・鶺鴒の巣
   記念館
    出身地の愛知県吉良町に2002年11月竣工。以前に吉良町立図書館内に尾崎士郎記念室としてあったものを尾崎士郎記念館として独立させた。展示品はほとんどが遺族や縁者から寄贈されたものばかりで、総資料数は4,000点以上にもなる。これらの中から直筆原稿、書簡、著書、愛用品等を順次展示している。また、晩年を過ごした東京都大田区にあった書斎も移築されている。入館は有料(隣接の施設「旧糟谷邸」と共通)で、月曜(祝日の場合を除く)と年末年始は休館となる。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より) 

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【3/4(土)以前から好きで何度も見ていましたが】
 実話があったなんて初めて知りました。それにアメリカに渡ったなんていうのも興味がわいて、ご紹介の「サウンド・オブ・ミュージック アメリカ編」という本も注文してしまいました。着くのが待ち遠しいです。(長崎 本田)

☆☆長崎の本田様お便りありがとうございました。原作と実話のことを知ったのは私もずいぶん後のことでした。(主宰 映画で元気)

◇◇貴方のご覧になった他の<元気の出た映画・ドラマ>をご紹介して下さい
↓オススメ映画をお寄せ頂いたお便りです
【長崎 本田さんのオススメ映画「サボテン・ブラザース」】
  で、わたしの方から、おすすめっていうか、やっぱり元気を取り戻したい時に見るのがこれ「サボテン・ブラザース」。人生の中でこんな勘違いを経験したら・・・。
 
☆☆ 荒野の七人のコミカル版というところでしょうか。楽しい映画ですね。またのお便りをお待ちしています。(主宰 映画で元気)

「サボテン・ブラザース」
製作:1986年 アメリカ ワーナー映画配給
監督:John Landis ジョン・ランディス
出演:スティーヴ・マーティン(Steve Martin)-Lucky_Day
   チェヴィ・チェイス(Chevy Chase)- Dusty_Bottoms
   マーティン・ショート(Martin Short)-Ned_Nederlander
   アルフォンソ・アラウ(Alfonso Arau)- El_Guapo
   トニー・プラナT(ony Plana)-Jafe
・1916年のメキシコのとある村を舞台に、悪党一味から人々を助ける“サボテン・ブラザース"の活躍を描く。製作はローン・マイケルズとジョージ・フォルシー・ジュニア、エグゼクティヴ・プロデューサーは、スティーヴ・マーティン、監督は「スパイ・ライク・アス」のジョン・ランディス、脚本はスティーヴ・マーティン、ローン・マイケルズ、ランディ・ニューマン、撮影はロナルド・W・ブラウン、音楽はエルマー・バーンステインが担当。出演はスティーヴ・マーティンほか。ドルビー・ステレオ。日本版字幕は菊地浩司。テクニカラー、ビスタサイズ。1986年作品

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